重力ピエロ

原作はもっといいんだろうなと思わせるほどの素晴らしい出来映え。でも逆に映画向きでない小説を映画化する限界も。現在と過去の見せ方もうまいし演出もすごく工夫してるんだけど、どうしてもストーリーを追いすぎて家族の絆が希薄になってしまった感じかな。例えば、ロードオブザリングやLAコンフィデンシャルなどはむしろ映画の方がピッタリなんですがね。あと主役の2人はよかったんですが、他のキャスティングが微妙なところ。特に父親役の小日向文世は意見が分かれるところですね。★★★